相互依存は素晴らしい

アネット・ショーは、私たちの幸福はローカルにあることに同意しています。

翻訳:フリッツ 郁美

Local Is Our Future: Steps to an Economics of Happiness

(仮訳)ローカルこそ未来:「しあわせの経済」への道

ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ (Helena Norberg-Hodge) 著 

Local Futures, 2019

ISBN: 9781732980402

「しかし、」私の地元の牧師は信号で速度を緩めて言いました。「数世代が習慣を変え、ライフスタイルと価値を再評価し、ましてや願望と期待を修正することはどれくらい実現可能なのかしら?」 私が旅行代理店のショーウィンドウで見たポスターは、コルフ(ケルキラ島)で 1 週間 169 ポンドというものでした。 私はちょうど 、 1 日あたり 92 ポンドを払ってコーンウォール地方でのプチ休暇をとったところでしたが、その地方の一部はフレット(冷たい海の霧)で覆われていました。

 私は彼女の要点が分かりました。二酸化炭素排出量を最小限にするために、人々はどれほど自分の家に近い話なら、海外旅行その他の消費習慣を避けること、少なくとも減らすことを受け入れるのか? ローカルに向かうには、すべてに浸透する考え方の転換が余儀なくされるのです。

 経済学であろうと、もっと地球にやさしい生き方を目指す場合であろうと、グローバリゼーションに回れ右をすることは並大抵のことではありません。 ただし、これらの複雑な問題は、ヘレナ・ノーバーグ=ホッジの新しい本、「Local Is Our Future」で効果的かつ現実的に書かれています。

 彼女は、多くの人にとって大きな懸念になり得ることを要約しています。「ローカリゼーションは過去に戻ることではありません。 代わりに、古い文化が常々うまくやっていたことを認識するよう求めるものです。人々の物質的なニーズを満たすために、地元の資源と地元の知識に依存して、その結果、最小限の環境負荷でニーズを満たしていたのです」 彼女はさらに、コミュニティの絆が密接であるほど、つながりや安心感などの精神的な健康のニーズを満たす可能性が高まることを説明しています。

 私たちは皆、物事を変える必要があることを知っていますが、個々のレベルでは、時にとても気が遠くなることがあります。 しかし、もし、少なからず、様々なコミュニティが新しい行動を取ったがために、その傾向が急速に広がる百匹目の猿現象のようになったらどうでしょう?

 私が 1960 年代に育った頃、「お下がり」が遣り繰りの鉄則でした。 家族が新しいものを買う余裕がないことを意味していました。時代を現代まで進めて、あらためて表現してみます。愛用されていた品「(pre-loved)」は中古品の流行り言葉です。 eBay 経由であれ、チャリティーショップ [寄付された使える物品を販売し、その収益を非営利活動に活用する] 経由であれ、私たちは簡単にリサイクルとアップサイクルを行い、使い捨て社会の成長を止めることができます。 「愛用されていた品」というのは、遣り繰りの新しい鉄則であり、あなたの近くの大通りで起こっています。 すべてが積み重なるものであり、1 つの良い決断が別の決断につながります。

 ノーバーグ=ホッジのすばらしい功績は、私たち全員が地球という惑星の健全性と幸福を強化するプラン B を実行に移すよう奨励していることです。 プラン B は、ローカルで行動し、考えることです。 ほんの一例を挙げると、食べ物の出所を慎重に検討する必要があること。ノーバーグ=ホッジは、ニンニクの物語を思い出します。彼女がスペインに住んでいた時、中国からはるばる運ばれてきたニンニクが、地元で栽培されたニンニクの半分の価格であることに気付きました。

 どうしてそんなことがあり得るのでしょうか? 補助金です。企業およびアグリビジネスは、環境的な社会的な本当の製品コストを負担しません。 ローカリゼーション運動の先駆者として、ノーバーグ=ホッジは雄弁に、将来(もちろん幸せな)は、より多くのものを取得すること、有名になること、または技術に依存することの中にはないと指摘しています。 それは、世界中の地域の幸福感の中にあり、地元で栽培されたニンニクなどが私たちと地球にとってより健康的だと認識する中にあるのです。

 この本を読んで、家族や友人と話をすることをお勧めします。また、あなたの地元の牧師とし話してはどうでしょうか?そして、ノーバーグ=ホッジが言うように、「偉大な相互依存の生命の網(私たち自身はその一部)をもっと意識的に体験してください」。

アネット・ショー (Annette Shaw) はフリーのジャーナリストであり、ギルド・オブ・ヘルス・ライターズ (Guild of Health Writers) のメンバーです。

Interdependence is a Beautiful Thing • Annette Shaw

Review of Local Is Our Future: Steps to an Economics of Happiness

319: MarApr2020 

リサージェンス & エコロジスト 日本版

リサージェンス誌は、スモール・イズ・ビューティフルを提唱したE.F.シューマッハらが始めた社会変革雑誌で、サティシュ・クマールさんが主幹。英国で創刊50年、世界20カ国に読者4万人。環境運動の第一線で活躍するリーダーたちの、よりよい未来への提言で、考える糧を読者にお届け。また、詩や絵などのアートに溢れているのも特徴。

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