むかし昔。。。
今号の素晴らしいテーマである「希望と魅惑」は、私たちを古い埃まみれの童話の本のページへと導いてくれるが、もちろん、これらはすべて、希望、魅惑、目的という重大なメッセージを持った物語であり、私たちを新しい年へと導くために用意されたものだ。
作家ポール・エヴァンス(Paul Evans)による質素なシダへの詩的な「頌歌」(本テーマの冒頭を飾る)から、イラクサだけで作られたドレスの魅惑的な実話まで、日常の中に非凡さを見出す方法を探る。また、ミュージシャンでメンズコーチのジェームス・ガーサイド(James Garside)による誠実な記事で、魅惑への時には暗い道にも目を向け、さらに、通常は閉ざされがちな従来の医学の世界にオープンマインドであることの良さを持ち込んだ家庭医ジェマ・ニューマン(Gemma Newman)の記事で、人間の精神が全体を感じるためにいかに意味を切望しているかを学ぶ。
ゆっくり読み物(The Slow Read)のページでは、世界的な思想家であり、宗教学者であり、作家でもあるアンドリュー・ハーヴェイ(Andrew Harvey)を紹介する。彼はしばしば現代の神秘主義者と形容されるが、自らを聖なる活動家(Sacred Activist)と呼ぶ。私とのインタビューの中でアンドリューは、アクティブ・ホープ(Active Hope)が「神聖なる希望」への第一歩であり、彼が現在私たちに迫りつつある「 由々しき事態(The Great Shattering)」と呼ぶものをくぐり抜け、反対側へ出ていく勇気を与えてくれる新しい意識の出現であると語っている。
そして、2024年に向けての想像力と希望に満ちたビジョンの端々へと導く、希望に満ちた高揚感のある号に身を任せるよう、あなたを誘いたい。例えば『命のつながり』コーナーでは、サウザンド・イヤー・トラスト(Thousand Year Trust)の創設者であるマーリン・ハンバリー=テニソン(Merlin Hanbury-Tenison)が、イギリスの温帯雨林が1本ずつ回復している1000年後の未来についてビジョンを語っている。また『芸術と文化』コーナーでは、ジョン・ウェッジウッド・クラーク(John Wedgwood Clarke)が、カメラを持たないアーティスト/写真家であるスーザン・ダージェス(Susan Derges)の新しく並外れた作品を見たときの気持ちを詩的な言葉で表現している。
そして、詩的な言葉といえば...長い間お待たせし、多くの会員からの要望と多くの興奮を経て、ついに私たちは誌面に詩を復活させました。新しい詩の編集者、ブリオニー・ヒューズ(Briony Hughes)とレイチェル・マーシュ(Rachel Marsh)を大歓迎します。今号では、ギリシャのエコ詩人アストラ・パパクリストドゥルー(Astra Papachristodoulou)の力強い作品と言葉を紹介する。彼女は、2023年夏の山火事が彼女の故郷である土地を襲うのを目の当たりにしたときのことを綴っている。
スーザン・クラーク
リサージェンス&エコロジスト誌の編集者
(翻訳校正:沓名 輝政)
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